写真管理 1

写真管理ソフトも百花繚乱であまたある。デジカメを購入すると、写真関連ソフトがいっぱいついてくる。パソコンを購入すれば、WindowsにもiOSにもさいしょからいくつか関連ソフトが入っている。Googleもしかり、Googleフォットがある。

どこも囲い込み政策がひどく、知らないで使っていると、知らず知らず各メーカーのソフトをみな使わせられている。私などもandroidスマホを使っていたときは、自動的にGoogleフォットを使っていた。しかも、以前は枚数が無制限・無料だった。(現在限度以上有料)3年前、iphone12を購入したので、スマホで写真を撮ると自然iOSの「写真」に入るようになった。

こちとら、さして深く考えもしなかったし、いまではiphone12で写真を撮ると、「Googleフォット」と「写真」の両方に同じ写真が保存されるようになっている。最近のスマホはハードディスクが大きく、それほど気にしないで使ってきた。

白血病で入院した時、病院のWi-Fi事情があまりよくなく、ストレスから解放されるために音楽や映像を見たいと思っても、なかなか繋がらず、かえってストレスの高じることが多かった。それで、再発で入院した時のため、同期に優れているAppleでそろえることにした。iphone12、iPadmacbook airである。 音楽の録音などの作業をmacbookですると楽である。あと自動で同期するようにしておけば、iphoneiPadは何もせずとも再生できる。しかも、ハードディスクに保存しているのでWi-Fiを気にせずいつでも聞ける。

もう一つ幸いしたのは、それまで使っていた「One Note」「Kindle」も同期できたのだ。これで病院にはiphoneiPadだけ持っていけばいい。この思いから、私は3年前にAppleに切り替え、作業してきたのである。普通ならば一度に高額商品を何台も購入することを家内が許してくれるとは思わないが、死期が近いとみて何も言わなかった。シニアには苦労が多かったが、状況が状況だけに私もあきらめることはなかった。

医師から後遺症がひどく治療が半分の所で、「もうこれ以上は治療できない」と宣告された。幸い寛解にはなっていたようで、今日まで命は長らえている。周囲の協力とリハビリのおかげで「要介護5」から現在は「要支援1」にまで回復している。

話がそれた。

リハビリを兼ねた散歩で周辺の草花・樹木の美しさ、生命力に目覚めた。杖を突きながらだが小石川植物園の散歩は、私にとって命の糧のようになっていた。1年間通じて通っていると、冬でも花は開き、また、開花の後タネができ、冬には春に向けての芽吹きがあるのを知った。当たり前だが自然は素晴らしいのである。

私は樹木や草花の名前が知りたく、スマホで写真を撮り始めた。家内や「Googleレンズ」に教えを請うのが楽しくなった。植物園が四季を通じて変化し、その折々、私を魅了するのだ。私は日本各地を旅行したいなどとは思わなくなった。身体もいうことが聞かないし、小石川植物園の四季を見て、知るだけで十分なのである。そして、植物園の四季を記録したいと思った。

話がそれたままだが、写真管理に戻ろう。長くなったので次回に……。