旧人・新人

 若いころ子供たちがゲームをしているのを見ていると、誰一人説明書を読んでいる子はいない。勝手に操作しながら操作方法を覚えていくのだ。孫を見ていてもiPadを適当にタップしながら操作するするともなく操作している。シニアは頭の構造が違うのだと思うしかない。

 ところが身近にいる同い年の家内もそうなのだ。

 そもそもブログを始めたのは、病後身近な自然に触れ、近所の草花や樹木をスマホで写真を撮っていたらたまってきて整理したかったからだ。杖を使わないと歩けない私は、近くにある小石川植物園が大好きになった。スマホで写真を撮りながら散歩するようになってほぼ1年、ようやく少し樹木や草花の名前もわかるようになり、小石川植物園の四季を整理し、語りたくなってきたのだった。

 そこでこの度中古ながら50倍ズームのデジカメ(canon sx530hs)を購入したのだ。メルカリで購入しものが届き、さっそく小石川植物園に行き、撮影会と相成った。しかしである。案の定、私はすぐに操作に手間取り立ち止まってしまう。持参した説明書は字が小さくて私には手間がかかるだけだ。

 そこで家内に渡すとカチャカチャいじくりながら撮ってしまうのだ。ああしたい、こうしたいというと、またかちゃかちゃいじくり始める。説明書を渡しても見ようとしない。考えてみたら電化製品を購入しても家内はいつもこうだった。家電の説明書はその内容量が大したことないが、デジカメとなるとそうもいかない。

 頭の構造が違うと思うしかない。私は旧人で家内は新人なのである。どうも新世代だから新人なのではなく、旧世代の中にも新人はパラパラといるのだ。しかし、私の周りはほとんどが旧人であるが……。

 なぜこんな話をしているのか。それは、慣れないことにくたくたになって帰宅してから大変だったからだ。付属のデジカメ説明書は、文字が小さくて拡大鏡を使っても読む気になれない。なにせ文庫本や新書はもう読めないのである。説明書の字はさらに小さい。そこで活躍するのがタブレット

 ネット検索すればダウンロード用の説明書が見られる。ここで注意すべきは、

スマホ用の説明書を見ることである。PC用は見開きになっているため、やはり字が小さい。拡大すれば見えなくもないが、いちいち面倒だ。スマホ版ならタブレットを立ておきすれば1ページごとに表示され、私でも十分に大きな文字になる。

 やっとそこまで準備して、カメラの写真をパソコンに取り込むことにした。

 大きく2つ、都合4つほどあるようだ。

Wi-Fi機能を使う]

スマホに画像を送る。

②PCに画像を送る。

[ケーブルを使う]

③デジカメとPCをケーブルでつなぎ、画像をPCに送る。

 Webで共有すこともできるらしいが、今はこの3つがわかればよい。

ということで、早朝からマックにきて作業を始めようとしている。デジカメ、Windows PC、iPadを持参したが、マウスを忘れた。帰ろうと思ったときに思い出した。ThinkPadトラックポイントが付いているからマウスはいらないと。最近Mac bookを使うことが多い。ご愛敬である。では、デジカメの写真をPCに送る作業に取り掛かろうか。終了したら報告します。